魚釣りをする時にいろいろな釣り糸の結び方があります。
その中でも新しく考案され非常に強力である結び方でことから最近注目されているscノット。
聞いたことはあるけれど結び方ってどうやるの?
scノットのメリットとデメリットはどのようなものがあるの?
と気になっている方に、
・scノットのデメリット
・scノットの結び方
を解説します。
scノットのPEラインに適した結び方で、正式名称はショックアブソーブド ・キャプテンノットといいます。
新潟県の遊漁船アシストクラブ金進丸の船長さんが考案したとされ、その結び方の簡単さと早さ、そして何よりその強度から瞬く間に話題となり、釣りをする方の中で広まりました。
scノットは非常に強力で、大型の魚を狙う時にはすごく適しています。
また結び方も簡単で覚えやすくメリットがあります。
釣り専門のサイトなどから情報を集めてまとめていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
scノットのメリット
ラインを結ぶ際にscノットにすることでどのようなメリットがあるのでしょうか。
メリットは
・大型の魚を狙う時に有効
・結び方が覚えやすい
の3点です。
1つずつ解説していきます。
強度が高い
これまで魚釣りで多く使われるPEラインという糸を結ぶ方法にはFGノットという結び方が主流でした。
FGノットはラインを編み込むようにして結び、強度を持たせます。
これに対しscノットはラインを巻きつけながら結び、摩擦によってラインが食い込むことによりFGノットよりも強度が出るのです。
FGノットが平均強度80%ほどなのに対し、SCノットは平均強度95%ほどもあります。
これは約10kgの負荷まで耐える強度です。
これによりscノットは最強の結び方とも呼ばれています。
また、結束している部分がFGノットよりも長くなり、力が加わった時に負荷が分散されることで耐久性も増しています。
大型の魚を狙う時に有効
シーバスやヒラマサなどといった大型の魚を釣る時には、魚自体の力も強いため引っ張られた時にラインの結び目の強度が低いと切られたりすることがあります。
scノットにすることで簡単には切られないほどの強度を得ることができ、大型の魚を釣る時にもラインを切られる心配を減らすことが可能です。
結び方が覚えやすい
scノットの特徴は結び方が簡単なことにもあります。
元々は遊漁船の船長さんが考案したとされ、多くのお客さんの釣り竿を用意する為にスピーディーに結ぶことができる点も考慮されています。
覚えるために結び方を調べたり若干の練習は必要ですが、とても覚えやすく誰でも簡単に習得が可能です。
scノットのデメリット
では反対にscノットにデメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
デメリットは、
・結び方には練習が必要
の2点です。
デメリットについても1つずつ解説していきます。
細いPEラインには向かない
釣りで使用されるPEラインには太さごとに番号が当てられています。
太ければ太いほどラインが強く、より大型の魚を狙う時に使用されます。
大型の魚を釣る際には2号〜3号のPEラインが使用されますが、反対に小型の魚を狙う際に使用されるのは0.5号ほどのラインです。
0.5号程度のラインであればSCノットにしたときにその摩擦にラインが耐えきれず、SCノットにしたことで反対にラインが切れてしまうことがあります。
どのラインでも使用できない点はデメリットです。
結び方には練習が必要
これはどの結び方にも言えることではありますが、1度結び方を見ただけでは覚えるまでにはいかないことがあります。
従来のFGノットとは根本的に結び方も違う為、全く違った結び方を1から覚える必要があります。
釣り初心者の方や、手先が不器用な方は事前に実際にやってみて結び方を習得しておいた方が良いでしょう。
簡単ではある為、中には15分ほどの練習で覚えられた方もいるようです。
scノットの結び方を解説
SCノットの結び方について詳しく解説します。
動画も掲載しますのでぜひ確認してみてください。
1 PEラインを二つ折りにして、リーダーに20回〜30回ほど巻く
2 PEラインの輪にリーダーを通し、軽く締める
3 メインのライン、リーダー、リーダーの端線の3方向から引っ張り締める
4 余分なラインをカットする
5 焼きコブやハーフヒッチで仕上げる
YOUTUBEでの解説動画
釣り用のラインで実際にSCノットをされている動画です。
太い糸でわかりやすく解説されている動画もありました。
慣れればとても簡単である為、ぜひ参考にしてください。
まとめ
SCノットのメリット、デメリット、結び方について解説をしてきました。
以下がまとめになります。
・強度が高い
・大型の魚を狙う時に有効
・結び方が覚えやすい
・細いPEラインには向かない
・結び方には練習が必要
最初は多少の練習も必要にはなってきますが、最強の結び方であり大型の魚を狙う際にはとてもメリットのある結び方になります。
反対に細いPEラインを使用する際には不向きな場合もありますので、使用するPEラインがSCノットに向いているかどうかは釣具店さんなどで聞いてみるのも良いかもしれません。
魚釣りをする方にとっては覚えておいて損はない結び方になりますので、ぜひ参考にして練習してみてくださいね。